ドラマや映画、CMなんかで見たことはあるけど、社交ダンスって一体どんなダンスなの?
こんな疑問にお答えします。
- 社交ダンスって言葉は知ってるけど、どんなものかわからない。
- なんとなく見たことはあるけど、よく知らない。
- 競技ダンスって聞くこともあるけど、どう違うの?
そう思う人は多いかもしれません。
そんな人のためにできる限りわかりやすく解説していきますね^^
社交ダンスとは?
社交ダンスは昔、紳士・淑女の社交場であった宮廷の舞踏室(ボールルーム)で、華やかな衣装を身にまとい、踊りを楽しまれていました。
当時(16世紀頃)は、カップルでダンスフロアに輪(サークル)を作り全員が同じ振り付けの踊りをする「ラウンドダンス」が主流で、手をとって踊ることはしなかったそうです。
社交ダンスって男女がくっついて踊るイメージがあったんだけど、
昔は違ったんだね!
本格的に男性と女性が向かい合って手を組み、体を接触させながら踊るようになったのは、18世紀後半にウィンナワルツが誕生した頃からで、これが現在の社交ダンスの形となりました。
一般的な社交ダンスと呼ばれる形になったのは、
約250年程前くらいからなんだよ!
社交ダンスの種類
社交ダンスと言っても、種類がたくさんあるから簡単に紹介するね!
イギリスを中心に普及したイングリッシュスタイル(インターナショナルスタイル)と、アメリカやカナダを中心に普及したアメリカンスタイルがありますが、現在の日本ではイングリッシュスタイルが主流となっています。
そのため、イングリッシュスタイルの種類を紹介していきます。
イングリッシュスタイルは2つの部門(スタンダード・ラテン)に分かれており、それぞれ5種類ずつ全10種類あります。
スタンダード
- ワルツ(スローワルツ)
- タンゴ(コンチネンタルタンゴ)
- スローフォックストロット
- クイックステップ
- ヴェニーズワルツ(ウィンナワルツ)
一般的に社交ダンスと聞けば思い浮かびやすいのがこのスタンダード部門。
男性と女性が体を合わせ、ホールドという腕を組む形をとり、踊っている間は基本的に体を離すことはありません。
服装は基本的に正装で、男性は燕尾服、女性は丈の長いドレスを身にまとい踊ります。
カジュアルなダンスパーティーでは、男性はシャツとパンツ、女性はワンピースやトップスにスカートで踊ることもあります。
ちなみにスタンダードはモダンとも呼ばれるんだよ!
ラテン
- チャチャチャ
- サンバ(インターナショナルサンバ)
- ルンバ(キューバンルンバ)
- パソドブレ
- ジャイヴ
早いテンポの音楽で激しく踊ったり、ムードのあるゆったりとした音楽で、しなやかかつ情熱的に踊る。
スタンダードとは違い、離れて個々に踊ることもあります。
衣装の自由度が高く、ボディラインがわかりやすい服装を着ることが多い。
男性は胸元が開いているトップスを、女性はミニスカートやスリットが深く入っているスカート、フリンジドレスなど、露出度の高い服装を着て踊る人が多いが、露出度の低い服装で踊る人も大勢います。
自身の好みで服装を選べますので、衣装選びも楽しさの一つですね。
男女ともにセクシーな服装を好む人も多い印象だね!
社交ダンスと競技ダンスの違いって?
競技ダンスという言葉を聞く人もいるかもしれません。
競技という名前が付いているように、社交ダンスで競技することを指します。
具体的にこれらの違いを説明していきます。
社交ダンスの特徴
- パートナーは決まっておらず、都度変わる。
- 振り付けは決まっていないため、即興で踊ることが多い。
- 音楽はその時流れている曲で踊る。
- 踊る相手とその時間を楽しむ。
競技ダンスの特徴
- パートナーは基本的に固定で、振り付けを決めて踊る。
- 練習を積み重ね、競技会での良い成績を目指す。
- 課題の曲、規定のテンポで踊る。
- 審査員や観客に向けて踊りをアピールする。
競技ダンスをしている人はたくさんいるんだよ♪
競技ダンス人口は2014年の段階で約160万人にも上り、教室は約3000程あると言われています。
コロナウィルスの煽りを受けて教室を閉じてしまった場所もあり、競技人口が減っている様子もあり、すごく悲しい現状です。
まとめ
- 社交ダンスは男性と女性が体を合わせて踊ったり、離れて激しく踊ったりする。
- 社交ダンスはスタンダード5種目・ラテン5種目の10種類が現在の主流。
- 社交ダンスは都度変わる相手とその時流れている音楽に合わせて即興で踊る。
- 競技ダンスは固定のパートナーと練習を積み重ね、競技会で良い成績を目指す。
社交ダンスについて色々わかった!
でも、いざ始めるってなると難しそうだね…
そんなことはないよ!誰でも簡単に踊れるようになるんだよ!
また次回は社交ダンスの始め方を紹介していくね^^